素材メーカーの23年4~12月連結決算は、欧米景気の低迷や中国の回復の遅れが響き、全体的に振るわなかった。円安効果で海外売り上げを押し上げたが、販売数量減やコスト増が続く。繊維は各社の主力用途や市場によって異なり、まだら模様だ。
【関連記事】素材メーカーの4~9月連結決算 合繊は中国経済の停滞でダメージ 紡績はコスト高対応が損益分ける
合繊、繊維は利益で明暗
合繊メーカーは全社ベースで増収増益(営業利益)はゼロ。売上高は前年同期と比べて大きな増減はなく、微増・微減にとどまった。一方、利益面は12月期のクラレを含め6社いずれも減益で、ほとんどが2ケタ以上の大幅減益。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!