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遠心力働かせて成長
――7月からホールディングス(HD)経営に移行した。
グループのルーツである宮米織物をHD会社のマルオリグループとし、丸井織物、倉庫精練、ウィル・テキスタイルといった事業会社を傘下に置く形にしました。15年に策定した長期ビジョン「革新200」以降、積極的なM&A(企業の合併・買収)を行ってきましたが、グループ9社、孫会社を含めると13社と想定以上のスピードで広がってきました。
役員の兼務が重なるなど体制も追いついておらず、体制を作り直そうとHD経営に移行しました。事業会社は現業に集中して利益を追求し、スピードを上げていきたい。HDは事業会社を支援し、ガバナンスや全体最適を追求していく考えです。
グループの風土醸成やヨコ連携も進めていきますが、一方でシナジーを意識過ぎてもうまくいかないと考えています。HD経営のキーワードは「手を放して、目を離さない」こと。遠心力を働かせて新しい領域を開拓していくことが重要だと思っています。
――事業環境、経営環境が大きく変化している。
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