丸紅フットウェア「フィラ」、テニスに注力 コート系スニーカーなど

2023/01/23 06:27 更新


ホワイトキャンバスをはがすとチェック柄が現れる「タルガOG1988BB」

 丸紅フットウェアは23年秋冬、「フィラ」のフットウェア事業で、テニスシューズから着想を得た商品群を推す。フィラブランドとしてテニスカテゴリーに初参入して50周年を迎え、全世界的に注力するのに合わせて提案を強化することにした。1970年代にメジャー大会を5年連続で制覇したビヨン・ボルグの着用ウェアをイメージしたコート系スニーカーなどを出す。

 取引先向け展示会では、全体の7分の1にあたる20SKU(在庫最小管理単位)をテニス関連のコレクションとして提案した。コレクションのトップモデルとなる「タルガOG1988BB」(2万7000円)は、アッパー全体にホワイトキャンバス生地を使い、それらをはがすと、下からボルグが着ていたポロシャツのダブルチェック柄が現れる仕様。はがし方によって、カスタマイズすることが可能となる。

 サステイナビリティー(持続可能性)に向けた取り組みも続ける。環境配慮型素材や、プリント面積を抑えたシューズボックスの使用だけでなく、22年からは環境NPO(非営利団体)への寄付も開始。23年には、ソールにリサイクルラバーを使った定番人気モデルの「ディスラプター2」と「レイトレーサーTR2」を対象品として、売り上げの約1%を富士山の清掃活動などに取り組む団体へ寄付する。



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