《トップに聞く》メイキップ代表取締役CEO 柄本真吾氏 目指すは「気持ちいいEC」

2023/12/27 06:26 更新有料会員限定


柄本真吾氏

  「物流の2024年問題」では、ECはいかに返品を減らすかが課題だ。解決策の一つがサイズだ。アパレルEC向けにサイズレコメンドエンジン「ユニサイズ」を提供するメイキップは、4万ブランド以上に対応した「ブランドボディデータベース」を構築、独自の技術で精度の高いレコメンドを行う。今年は5月にサービスのデザインを刷新し、12月に海外オフィスを新設した。「ECのパーソナライズ化」にも挑んでいる。

(藤川友樹)

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 ECサイトの見え方が十何年も変わっていないことに課題意識を持っています。たとえば「トップページのメインビジュアルに特集のバナー、その下に新着の商品情報が置かれている」といったインターフェイスが一般的で、ユーザーは画一的な情報の中から能動的に探しています。趣味嗜好(しこう)や自分の体形にあったコンテンツが自動で表示される「気持ちいいEC」ができないか。ユーザーの体形や購入履歴から、親和性が高いスタッフコーディネート画像を商品詳細ページで個々に表示する「アウン・パーソナライゼーション」を開始しました。

 ゆくゆくはトップページのスタッフコーディネート一覧やアイテム一覧などでも、体形データをもとにパーソナライズ化できるようにサービスを拡充する計画です。

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