仏ケリング傘下「グッチ」がF1チーム初のラグジュアリーファッションブランドによる冠スポンサーとなる。LVMHもすでにF1との10年契約を結んでいる。背景にあるのは単なるスポーツマーケティングではない。ラグジュアリー企業は今、人々の関心が集まるコンテンツとの結び付きを強めている。
(パリ=松井孝予通信員)
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新たな手段を模索
かつてラグジュアリー企業にとって主要な発信手段は雑誌広告や屋外広告だった。ブランドはメディアの中に広告を出し、消費者との接点を築いてきた。しかし近年、人々の関心はスポーツや動画配信、SNSなどへ広がっている。中国市場の減速や地政学リスク、関税問題などを背景に経済環境の不透明感も強まる中、企業は商品力に加え、ブランドへの関心や共感を維持する新たな手段を模索している。
そこで注目されているのがコンテンツだ。広告枠を買うだけでなく、人々の視線が集まる文化やエンターテインメントの中へ入り込み始めている。
世界中の人々が関心
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