【パリ=松井孝予通信員】仏ケリング傘下の「グッチ」は、仏ルノーグループ傘下のF1チーム「アルピーヌ」の冠スポンサーになると発表した。ラグジュアリーファッションブランドとして初めてF1チーム名にブランド名を冠し、27年シーズンからチーム名を「グッチ・レーシング・アルピーヌ・フォーミュラワン・チーム」とする。
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提携に合わせ、新プロジェクト「グッチ・レーシング」を立ち上げる。F1を起点に商品開発や顧客向けイベント、コンテンツ展開などを進める計画だ。
グッチのフランチェスカ・ベレッティーニCEO(最高経営責任者)は、「グッチ・レーシングは単なるF1参入ではなく、ブランドの未来を示すものだ」と説明した。業績低迷が続くグッチの再建戦略の一環とみられる。F1は近年、若年層や女性ファンを急速に増やしており、同社によると25年の新規ファンの約半数が女性だった。
また、昨年ルノー・グループからケリングのCEOに転じたルカ・デ・メオ氏の存在も提携を後押ししたとみられる。ベレッティーニCEOは発表会見で「ルカの人脈に感謝する」と述べとされる。
F1を巡ってはLVMHが24年、10年間で約10億ユーロとされる大型契約を締結し、「ルイ・ヴィトン」「モエ・エ・シャンドン」「タグ・ホイヤー」が公式パートナーとして参画している。ラグジュアリー業界によるF1への投資が一段と広がりそうだ。