ライノのアパレル事業部は、メンズウェア「ホワイトマウンテニアリング」を27年春夏向けで刷新する。新たなデザイナーを迎えて、「REDEFINED」(再定義)と称したプロジェクトによってブランドの基盤を構築する。より多くの客層に身近さのあるプロダクトとして機能とスタイルの関係をとらえ直す。
アウトドアと都市のフィールドをつなぐ機能軸の考え方は変わらない。細かく用途やスタイルを区別していた従来のプロダクトラインはなくした。ホワイトマウンテニアリングに統一しアパレル製品から小物雑貨まで扱う。価格帯も大きく変えないが、ランウェーショーは行わないため、日常生活で着やすいアイテムに専念する。
新たなデザイナーとデザインチームで取り組んだ27年春夏は、ブラック、グレー、オフホワイト、オリーブ、オレンジなどニュートラルカラーでシーズン性を出した。ブランドの特色を明確にするのは、製品洗いをふんだんに取り入れた柔らかな風合いと、ポケットを膨らませて丸みを帯びたシルエット。
ナイロンの高密度織物をインディゴ色とブラックに染めたアイテムも、製品洗で色落ちデニム風に見せる。ビンテージの古着のようなストリートカジュアルの一面が加わった。また、幅広い層に説得力のある普段使いとして、2万~3万円台のシャツを充実。ストライプ柄のドレスシャツから丈の短い開襟シャツなどシーンを問わずに揃えた。


ブランドの移行期にあたり、デザイナーは27年秋冬向けで発表する。
