ルクア大阪 23年度売上高が860億円規模を見込む

2024/02/26 06:27 更新


ルクアイーレの「アットコスメオーサカ」は月間30万人以上が来店しているという

 ルクア大阪(運営はJR西日本SC開発)の23年度全館売上高は過去最高を更新する見通しだ。23年4月~24年1月の累計売上高は前年同期比18%増、19年度比(1月はコロナ禍の影響のない19年1月との比較)2%増で、18年度の過去最高実績の841億円を上回る860億円規模を見込む。

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 23年度は全館、物販、衣料品、飲食ともに前年比2ケタ増。特に23年12月の単月は19年度比でも9%増となり12月の過去最高を更新した。24年1月は19年同月比3%増、2月は18日までで前年比27%増、19年2月比13%増と高い伸びが続き、過去最高売上高の更新は確実とみている。

 入店客数は累計でコロナ禍前実績比約10%減、購買客数は同約5%減で、買い上げ率と客単価の向上が売り上げを押し上げている。「値上げもあるが、節約の一方で欲しい物に出費は惜しまない購買意欲の高さを感じている」(橋本修男社長)という。加えて、コロナ禍前実績比で「3倍となる日もある」というインバウンド(訪日外国人)売上高も貢献している。

 この間、「他にないMDと共感を呼ぶマーケティング」の強化を重点にしており、来館客数や来店頻度など「数量面の回復」も追求しながら、さらなる客単価の向上施策に力を入れる。

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