「ラブレス」「ギルドプライム」 秋冬から新ブランド販売

2018/05/29 06:29 更新


 三陽商会のセレクトショップ業態「ラブレス」「ギルドプライム」は18年秋冬、福岡のアパレルメーカーのハルズアミと共同開発したレディスの新ブランド「フレイエア」を発売する。また、ギルドプライムはインフルエンサーやキャラクターと協業し、話題を喚起していく。

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 フレイエアは、高感度な大人客向けのラブレスとカジュアルなギルドプライムの中間を狙って開発した。対象年齢は30~40代中心。ハルズアミは、生地を直接ボディー(人台)に当てながら作る立体裁断が特徴。三陽商会とは異なるアプローチで服作りをしていることが、既存商品との差別化要素となっている。異素材を組み合わせたデザインも多く、アウターはキルティングやボア、ファーなど複数の素材をミックスして使用したものが多い。秋冬の主力アイテムのアウターやコートで3万~4万円台と、買いやすい価格に設定した。秋冬は15型を販売する。

ハルズアミ(福岡)と共同開発した「フレイエア」 

 ギルドプライムはSNSでの話題喚起を狙い、初の試みとして、若い女性に人気のインフルエンサー3人と協業したアイテムを開発した。8月にギルドプライム全店で発売する。インスタグラムのフォロワー数が10万人という『JELLY』専属モデルの松本愛さんと作ったのは、ブルー×ベージュのアシンメトリーワンピース(1万9000円)。

 フリーのモデル、斎藤有沙さんとは、バックプリントTシャツ(7800円)とデニムパンツ(1万2000円)、モデル・アーティストの大社果林さんとはパーカ(1万2000円)とサロペット(1万5000円)を作った。松本さんは「一枚でおしゃれに着られ、インスタ映えもするワンピースができた」、斎藤さんは「Tシャツとデニムパンツはよくインスタグラムにあげているスタイルなので、共感してもらえるかなと思う」と話している。

 6月にはイラストやアニメーションなどのサンダースタジオが描きおろしたイヌとネコのキャラクター物を、Tシャツやカーディガン、靴下、クッション、バッグ、ポーチなど幅広いアイテムで展開する。レディスTシャツは5500円と6800円、バッグ3700円。Tシャツは子供用も作った。ギルドプライム全店で6月13日に発売する。

左のトルソーから大社果林さん、松本愛さん、斎藤有紗さんと協業した商品(左が松本さん、右が斎藤さん)


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