「草間彌生がルイ・ヴィトン・メゾンシャンゼリゼの外壁によじ登り、満身で水玉を描き続けている」。そう実況中継したくなるような、現代アートの巨匠をそのまま巨大化したインスタレーションが話題を呼んでいる。
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これは世界のファッション都市で展開中の「ルイ・ヴィトン×草間彌生」の協業コレクション第1弾を飾るパリらしい迫力のある企画。ルイ・ヴィトンチームが中心となり草間彌生のスタジオと実現させたという。「世界で最も美しいシャンゼリゼ大通り」を水玉模様に塗り替えたアートは2月中・下旬まで鑑賞できる。
そしてルイ・ヴィトンヴァンドーム店では、草間彌生のヒューマノイド・ロボットがショーウィンドーにドットを描き続けている。「人間らしい」ロボットだけあり、アーティスト本人に見えてしまう3次元のトロンプルイユのようなディスプレーだ。

(パリ=松井孝予通信員)