キャンプ用品メーカーのスノーピークは4月2日から、全国各地の風土や技法を生かす新たなアパレルライン「ローカルウェア・バイ・スノーピーク」を販売する。プロジェクトごとに地方を限定し、そこに根付く物作りや文化を商品に落とし込む。一般消費者を対象にした現地での職業体験ツアーや、実際に生産した工場への見学ツアーなども企画する。
第1弾は、同社が拠点を置く新潟に焦点を当てた。栃尾産地の先染め織物技術を生かしたり、佐渡島の生活文化からインスパイアされたウェアを開発。テーラードカラーで丈を長めにしたネイビーの半纏や、しじら織りのワークパンツなど、スノーピークらしいデザイン性と伝統手法を組み合わせた。
4月2日から、「ローカルウェア・バイ・スノーピークコンセプトショップ」としてリニューアルするスノーピーク東急プラザ銀座店で先行販売し、その後、日本、米国、韓国、台湾のスノーピーク直営店で順次販売する。5月からは佐渡島での田植え体験や、栃尾市の染色工場への見学ツアーなども実施する。また、同ラインのルックブックや特設サイトでは、テーマとしたエリアの産業を支える生産者をモデルに起用した。
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