【ロンドン=青木規子】ロンドン・ファッションウィーク・フェブラリー2025は、「JWアンダーソン」など主力ブランドの不参加で勢いに欠ける点は否めないが、例年以上に若手デザイナーを中心とするラインナップで始まった。初日の2月20日は夜から開始したため、リアルショーがフルで開催されるのは実質3日。ブランド数は縮小したものの、会期も短くなったため、朝から深夜までショーが行われている。新作は、ハンドクラフトを際立たせたデザインが目立っている。
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今シーズンの目玉の一人は、S.S.デイリー。1月のパリ・メンズファッションウィークでの発表をキャンセルしてロンドンに戻ってきた。登場したのは、メンズとウィメンズともに温かみのあるカラーパレットのスタンダードスタイル。柔らかな質感のハンドクラフトを主役にして、日常のスタイルに仕上げている。