リーバイスは24年春夏、〝ジーンズブランド目線〟で作ったトップやアウターを拡充し、トータルでの提案を強化する。主力のジーンズはブーツカット、フレア、バギーなどを多彩なウォッシュ加工で出す。
(高塩夏彦)
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レギュラーラインの「レッドタブ」メンズは、スウィングトップタイプのブルゾンや、スポーツクラブのエンブレム風マークをプリントしたコーチジャケットなど、東海岸のカレッジテイストを感じるアイテムを企画した。トラウザーモデルの「スタプレ」のフレアフィットやチノパンなどとの合わせで提案する。
ジーンズはブーツカットの定番モデル「517」を強化する。中心価格1万円台半ばで、ワンウォッシュから淡いブルーまで豊富なカラーで揃える。
レディスはハイライズフィット「リブケージ」のフレアジーンズがイチ推し。その名の通りリブ(肋骨(ろっこつ))の高さではく形で、すらりとしたシルエットに決まる。洗いをかけたショート丈のリブニットやタンクトップ、古着風の千鳥柄のテーラードジャケットなどと合わせたスタイルで見せる。
好調なコンテンポラリーライン「シルバータブ」はバギーパンツが充実する。ルーズフィットを好む若年層の男性へのアプローチを強化する。税込み1万3200円。
ビンテージの復刻をメインとした高級ラインの「リーバイス・ビンテージ・クロージング」は新たに、1933年の「501」を復刻したモデルが加わる。ワークウェア感の強い大きめのヒップとシルエットが特徴。シンチバック(尾錠)でサイズを調節できるので、トップの裾をインした着こなしを好む女性への提案も視野に入れる。