昨年4月に社長に就任した。「リアルの復権」を掲げ、創業55周年企画の連打で売り上げ回復に努めつつ、次世代顧客獲得の準備も進めてきた。24年は中長期的な布石を打つ年と位置付け、MD改革を開始する。
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55周年企画が貢献
――23年を振り返ると。
厳しいなか、55周年企画などで店頭が踏ん張り、24年3月期は前期に続き増収増益、前期比5%前後の増収の見通し。現場の日々の積み重ねで全業態がプラス基調。リアルの復権を掲げた今期方針通りリアルが回復し、ECも2%増とプラス基調を保っています。
ただしコロナ下で消費者が生活様式を見直し、実需期に必要な物だけを買う傾向が強まり、セールも盛り上がりを欠くなど客数は減少しています。一部製品を値上げしたため客単価は上がりましたが、客数の減少が課題。来期は客数の大幅増を目指します。
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