アウトドアブランド「チャムス」を運営するランドウェルは今秋冬から40~60代男性を主対象に、テーラードスーツからジーンズまでを提案する新ブランド「チャンバーフェローズ」を立ち上げる。東京・南青山に旗艦店を11月7日にオープンする。今後、百貨店などへの期間限定店も計画する。
(大竹清臣)
チャンバーフェローズは〝大人の粋〟を現代の装いで体現するメンズファッションブランド。ブランド名は「小さな部屋に集う仲間たち」が語源で、ファッションやカルチャーを若い頃から楽しみ、質の高いライフスタイルを追求する新シニア層に上質さと遊び心を提案する。ブランドディレクターを務める同社の土屋芳隆社長は「ファッションの力でシニア世代を元気にしたい」と強調する。チャムスとは全く違う世界観で新たなマーケットを狙う。

商品はドレスからカジュアルまで幅広く、アメリカの自由さとイタリアの色気を表現する。カシミヤ混のダブルのチェスターコート(税込み35万2000円)をはじめ、レザージャケット(28万6000円)、ダウンジャケット(17万6000円)、ウールスーツ(19万6000円)、シャツ(3万9600円)、大胆な柄のセーター(6万3800円)、ロングTシャツ(1万7600円)など。
旗艦店は2階建ての一軒家を活用し、1階がカジュアルで2階がドレスのフロアとなる。2階ではアンティーク腕時計も販売する。コミュニティー作りにも力を入れており、定期的(毎月第2金曜日)にイベント「チャンバークラブ」を開催する。「粋な男になる」を目的に、ファッションや車、伝統文化、アートなど多様なテーマを、講師とともに学ぶ。
