量販店や専門店チェーンを主販路とするレディスアパレルメーカーは、春から夏、夏から秋など季節の移行期の提案に力を入れている。色・柄・デザインで季節感を演出しつつ、買ってすぐ着られる素材やMDの細分化で実需に応える。気温にとらわれない企画も重要だ。
(小坂麻里子)
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今秋冬物は残暑の影響を大きく受けた。「カットソー製品が全体的に良かった」(クロスプラス)一方で、9、10月のニット製品が苦戦したとの声が多かった。「10月まで半袖で過ごすほど暑い中、消費者の購買意欲をどう引き立てるかが課題」(エフリード)。防寒着、ニット類が動いたのは気温が低下した11月中旬以降で、結局冬のセールが始まる直前だった。
夏物を増やす
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