量販店向けレディスアパレルメーカーの生産地シフトが進んでいる。中国からASEAN(東南アジア諸国連合)などへ生産拠点を分散し、生産基盤を構築する動きが鮮明だ。ただ、バングラデシュでは今年8月に暴動が激化するなど政情不安もつきまとう。リスクを考慮した上で、品質・コスト・リードタイムにおける各国の強みを生かした体制を強化する。
(森田桃子)
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繊研新聞社が量販店向けレディスアパレルメーカー11社に実施したアンケートによると、今後、中国生産の比率を下げると回答した企業は7社、それ以外は現状の比率を据え置くと回答した。下げる企業の主な理由は、「カントリーリスクを回避する」「プライスが合わない」との声が多かった。
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