量販店向けレディスアパレル、来春夏の商談が進む　バイヤーの意欲高まる

シグマグループ展には多くの来場者が訪れて盛況だった（クロスプラス）

　量販店向けレディスアパレルメーカーの23年冬物から24年春夏物商談が活発だ。猛暑の影響で店頭で今夏物が動き、来春夏物へのバイヤーの意欲も高まった。一方、長引く暑さの影響で秋物の動きは鈍い。円安の進行や物価高による消費意欲の低迷など課題もあり、生産地やMDの変更で対応する。

（森田桃子）

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　名古屋地区のレディスアパレルによる合同展「シグマグループ展」（9月5～8日）の来場者数は前回と同様で、コロナ禍前に戻った盛況ぶり。

猛暑が商談に好影響

　店頭の状況は天候に大きく左右されている。夏物に関しては暑さを要因に「堅調だった。強みとする布帛シャツ・ブラウスがよく売れた」（千種）、「布帛シャツ・ブラウス、ワンピースが動いた」（クロスプラス）、「インド生産のブラウス、ワンピースの評判が良い」（エフビー）など好調だった。