クラレは、この春に小学1年生になった子供とその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」と「親が就かせたい職業」を調査した。
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その結果、新小学1年生が将来就きたい職業の1位は調査開始以来20年連続で男の子がスポーツ選手、女の子がケーキ屋・パン屋となった。医師の比率は過去最高となったほか、男の子はユーチューバーへの関心が高まり、初めて20位以内に入った。
男の子が就きたい職業の1位はスポーツ選手で20.5%を占めた。そのうち、サッカーは54.9%で圧倒的な人気だった。続いて野球は24.1%。そのほか、6位の研究者、7位の医師は過去最高の比率となった。女の子が就きたい職業の1位はケーキ屋・パン屋で30.3%を占めた。5位の医師は過去最高比率で、看護師の比率はやや落ちたものの3位をキープした。
一方、男の子の親が就かせたい職業の1位は前年と同じ公務員で22.2%と比率は高まった。2位の医師と3位のスポーツ選手は前年と入れ替わった。女の子の親が就かせたい職業の1位は看護師で21.1%。5位まで医療系が占めた。
同社は99年から毎年、子供を対象にした調査を実施してきた。今回は人工皮革「クラリーノ」を使ったランドセルを購入した子供とその親を対象にアンケートを行った。有効回答数は子供4000人(男女各2000人)、親4000人。