クラレ、中期経営計画を発表 20年度売上高6500億円へ

2018/02/15 04:27 更新


 クラレは14日、1月にスタートした18~20年度の中期経営計画「PROUD2020」を発表した。今中計は創立100周年を迎える26年度までの長期ビジョン「クラレビジョン2026」の達成に向けた実行計画。同ビジョンで掲げた方針に沿って具体的な施策に取り組む。20年度の業績目標は売上高6500億円(17年度は5184億円)、営業利益900億円(同751億円)で前中計で立てた目標と同じ。「もう一度トライする」(伊藤正明社長)という。

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 長期ビジョンでは「独自の技術に新要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティー化学企業」を掲げた。基本方針は「競争優位の追求」「新たな事業領域の拡大」「グループ総合力強化」。今中計では各方針に基づいた経営戦略を実行する。

 セグメント別では売上高の半分、営業利益の80%ほどを占めるビニルアセテートを中心に全事業で、独自技術を生かして商品の高付加価値化や、新たな用途および市場の開拓に取り組み、増収増益を目指す。

 繊維は売上高830億円、営業利益85億円を計画。新しい製造プロセスで作るビニロンや高強力ポリアリレート繊維「ベクトラン」による繊維資材の拡販、メルトブローン法による特殊不織布の拡大、東南アジアでのビジネス強化に取り組む。今年度から同セグメントに組み入れた人工皮革「クラリーノ」はラグジュアリーブランドへの訴求や車両内装用途に本格参入する。

 設備投資は、20年度までに決定ベースで2500億円(前中計は2000億円)を予定している。M&A(企業の合併・買収)は「環境エネルギーやバイオマテリアルの分野に注目しており、2500億円の別枠」で検討する。





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