07年に自動車部品メーカーのクラタ産業の工場跡地に開業した中規模SCのウイングタウン岡崎(愛知県岡崎市)は、地元密着の店作りで、好調に推移している。クラタ産業の倉田長秀社長が異業種からの参入を決め、運営は子会社KRTが行い、オーナーシップのきめ細かさが運営の特徴となっている。競合店の多いエリアでありながら、開業から16年目を迎え、地元密着型SCとして地位を確立している。
(森田桃子)
もともとはこの地で本業である自動車部品工場を営んでいましたが、騒音などの苦情が寄せられたことから工場を移転しました。跡地をどうしようかという話になった際、銀行と相談して、思い切ってSCを作ることに決めました。この地域は4キロ圏内にイオンモール岡崎、1.5キロ先に数年前にイオンタウン岡崎美合店ができたほか、食品スーパーなど競合の多いエリアです。
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