ロールプレイング大会雑感(藤永幸一)

2016/02/26 00:00 更新


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ちょっと前の話ですが、あるアパレルグループの社内ロールプレイングコンテストの審査員を務めてきました。グループブランド各社の予選を勝ち抜いた精鋭代表18名の演技は、どれも素晴らしいものでした。

あえて苦言を呈するならば、スタッフがファッションの基礎知識、商品の基礎知識、接客の基礎知識(マナー)を知らない世代に移行したことです。危機感を感じました。

数年前の、やたらに「可愛いですよね」と叫び続けるパターンは現象したように思いました。これは歓迎!ただ、残念ながらニーズの確認と称して、「質問攻め」にする傾向はまだ強く見られました。そのときに発せられる、「ちなみに・・・」という枕詞が耳触りでした。

 


 

「今日は、何かお探しですか?」「ちょっと旅行の予定があるので」「そうでしたか?ちなみに、どちらに?」「箱根です」「いいですね。ちなみにいつですか?」という具合。確実にお客のテンションを下げています。商品に手を伸ばしたいお客様の足止めをしている場面がよくありました。

そして、せっかくいろいろ聞きだしていながら、その手掛かりを活かしきれない会話が多かったことも残念でした。お客様の態度、仕草、言葉にはたくさんの手掛かりが見えているのに、それをキャッチできないまま、表面的な会話に終わってしまってるのです。端的に言えば、「お客様」をみていない。

もうひとつ、強く感じたのが、とにかく基礎になる知識が不足しているということです。商品情報を投げかければ売れるわけではありませんが、それにしても、商品に関する情報(素材から始まりデザインまで)が浅い!自分で袖を通したのだろうか?身につけてみただろうか?本気で勉強しただろうか?・・・そんな疑問が湧きました。

 


 

「トレンドです」のように、言葉は使うのですが、具体的になぜトレンドになっているのか?どのような影響を提供しているのか?など、一歩掘下げる努力が見られないのです。だから、心に響かない!

個人の努力不足が大きいと思いますが、それ以上に勉強しなくても通用すると勘違いを許している現場、先輩、本部の指導怠慢に原因があると思いました。



20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!

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