フレンドリーについて(藤永幸一)

2014/04/29 00:00 更新


先日もすこし触れましたが、「課長島耕作」の第10巻に、「市場調査の結果から、お客様は販売員がすぐに近づいてきて、商品を売ろうとすることを敬遠する気持ちが強い。ある百貨店では、自由に見てもらい、声をかけられたら対応するというようにマニュアルを見直した」というセリフがあります。この巻が出されたのが1990年でした。もう25年前ですか?

お客様にとっては、「心地よいフレンドリー感」がいいんだろうなと思います。販売を押し付けることはなく、無視されている感じもない。入店すれば、さわやかな笑顔で迎えてくれて、自由に見ることができる。さりげない目配り、気配りにあふれている。

少し前に、「これが日本のおもてなし」と言って、あるタクシー会社の接客を紹介していました。運転手が降りてきて、ドアを開けてくれる。頭をぶつけないように手を添えていてくれる。丁寧な言葉で乗車のお礼を言い、丁寧な言葉で行き先を確認する。復唱する。「私○○タクシーの○○が、○○までご案内します」というフレーズ。

たしかに、丁寧。でも、「ちょっとそこまで」という利用のときには、すこし肩に力が入りすぎな気がします。

「心地よいフレンドリー感」・・・これがなかなか難しい?




20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!



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