服飾雑貨メーカーの川辺は今年2月に創業100周年を迎えた。コロナ禍に加え、主力のハンカチのギフト需要の低下や主販路の百貨店の縮小傾向、購買動向の変化など外部環境は厳しい。その中で今期(24年3月期)からの新中期3カ年計画を策定し、次の100年を目指した企業基盤の構築に取り組んでいく。大きく変わる環境に、ライセンスとオリジナルブランドの2軸、人材に注力し客から共感してもらえる施策を推し進める。
【関連記事】創業100周年の川辺 オリジナル強化へ 斎藤佑樹さんと契約も
ハンカチ文化にスポットあてたい
――100周年を迎えた。
目に見えない重圧もありました。商品企画部長、室長を経て19年6月に社長に就任し、吉田久和社長(現会長)時に100周年に向けて立ち上げたプロジェクトを引き継ぎました。当時は3年続くとは思わなかった新型コロナ感染症の影響で、業績の低迷や環境も大きく変わり、お祝いムードではなかった。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!