関西ファッション連合がインターンシップ 様々な体験で業界の理解深める

2022/05/17 06:25 更新


今年2月に実施したインターンシップ

 関西ファッション連合(KanFA)は組合員企業3社とともに、「KanFA業界インターンシップ2022春」を実施した。昨年はコロナ禍で中止し、19年8月以来、2回目の取り組み。学生と大学に繊維・ファッション業界の理解を深めてもらい、業界の人材獲得につなげることを目的とする。

 今回参加した企業はサンウェル、赤ちゃん本舗、田村駒。受け入れ期間は2月14~18日の5日間。学生は関西の大学キャリアセンターを通して募集、学内選考を経て7人が参加した。参加大学は大阪経済大学、関西外国語大学、京都産業大学、近畿大学。

 期間中は、KanFAによる業界のガイダンスや業界のSDGs(持続可能な開発目標)の取り組み報告、各企業での業界特徴の説明や、様々な仕事の現場体験などを実施。最終日は「繊維・ファッション業界に対する研修前イメージと、実習体験後の提案」をテーマに、学生が発表した。

 学生からは「販売職以外にも様々な職種があることが分かり、改めて興味を持った」「繊維商社の役割を理解することができた」などの感想があがった。企業担当者からは「オンライン実施が多いなか、対面の利点を再確認した」「学生の熱量が高く、最終日のプレゼンテーションは気付きが多くあった」といった声が出た。

 KanFAは今後も取り組みを継続する考えで、次回は今年8月22~26日に実施する。参加企業はマツオインターナショナル、赤ちゃん本舗、田村駒。



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