繊維の魅力を発信する大型観光施設「カジファクトリーパーク」(KFP、石川県かほく市)が4月10日に開業した。70億円以上を投じた前代未聞の〝ファクトリー〟を作ったのは、糸加工・織物・丸編み・機械製造のカジグループ(金沢)。梶政隆社長は「ブランディングを通じて、テキスタイルの価値を上げたい」と話す。さらに将来を見据え、人が集まる産業にしていく狙いがある。20年に策定したコーポレートミッションは「日本の繊維を元気にする」。自社の存続だけでなく、他産地を含めた日本の繊維業界全体を盛り上げるイノベーションハブを目指す。
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会社が潰れる恐怖と格闘
――KFPの開業まで紆余(うよ)曲折があった。
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