【記者の目】大手百貨店、コロナ下で外商売り上げが伸びた理由

2023/03/27 15:00 更新有料会員限定


地域店の外商サロンと都心店をオンラインで結んで商品購入できるようにした

 大手百貨店の個人外商売り上げの伸びが続いている。コロナ禍で店頭売り上げが落ち込んだのとは対照的に、ラグジュアリーブランドをはじめ、時計・宝飾、美術など高額品は、いち早く19年度を上回った。デジタルを活用したネットワーク化、ダイレクトマーケティングを通じて、若年層らの新たな顧客開拓につなげる。

「想定以上の伸び」

 百貨店の売上高に占める外商の比率は2~3割に達する。21年度売り上げは19年実績に届かなかったが、大丸松坂屋百貨店が前年比で21%増、高島屋が18%増を確保した。22年度は19年実績を大幅に上回って推移している。コロナ下で百貨店売上高が落ち込んだこともあり、外商の売り上げ比率はさらに高まり続けている。

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