ジャーナルS・レリューム好調

2015/09/15 06:02 更新


 ベイクルーズの「ジャーナルスタンダード・レリューム」の業績が好調だ。15年8月期は、既存店ベースの売上高が2ケタ増となった。年内にさらに3店を出す。今月には表参道の旗艦店もリニューアルし、ブランドイメージ向上にも取り組む。

 アメリカンカジュアルを軸にした大人向けのベーシックを販売する業態。都心だけでなく、郊外SCなどにも出店している。現在16店。2年前から定番商品を中心に生産ロットを増やし、価格は抑えつつ、品質を高めるなどの施策に取り組んで、35~40歳の大人客の需要をつかみ、業績を伸ばしてきた。

 今後もSCを主体に出店を拡大する。ただ、郊外では、買いやすいオリジナルが主体となるなど、品揃えのバランスは、出店立地に応じて柔軟に対応する考えだ。このため、10年にオープンした表参道の旗艦店を12日、リニューアルオープンした。

 表参道店では上質なベーシックを販売するショップとしての認知をさらに高めるため、定期的な期間限定店など様々なイベントを打つ。仕入れ商品の比率もSC店が平均20数%なのに対し、旗艦店では30%程度まで高める。表参道限定のブランドや古着なども販売する。

 「旗艦店ではレリュームの考える、時代ごとの気分を反映したベーシックをしっかり見せ、SC店では立地や客層に合わせた品揃えでニーズに応えることで、ショップへの信頼感と売り上げ拡大を両立させる」考えだ。

表参道店はリニューアルを機に、入り口付近にイベントスペースを拡充した
表参道店はリニューアルを機に、入り口付近にイベントスペースを拡充した


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