《ジーンズカジュアル定店観測4月》カットソー、ジーンズ中心に動く 春物やインバウンドニーズ広がる

2023/04/21 14:00 更新有料会員限定


 ジーンズカジュアル専門店の4月16日定店観測は、カットソーアイテムやジーンズを中心に前月を上回る売れ行きになった。気温が少し下がった日もあり、春物と夏物どちらのニーズもある状況だった。前年と違い、インバウンド(訪日外国人)の購買も目立っている。

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長袖も半袖も

 トップはカットソーの動きが加速した。カットソーの豊富な品揃えが強みのタイガースブラザースは、「セントジェームス」が引き続き売れている。今年は久々に七分袖も用意し、女性を含め様々な客層を取り込めている。「定番色だけでなく、グリーン系などの打ち出しも効果的」だ。マルカワは、「夏物を求めるお客も多く、半袖と長袖どちらも売れている」。

「セントジェームス」のバスクシャツ(タイガースブラザース)

 「朝晩冷える日が多いからか、夏物の購買意欲がまだそれほど高まっていないように感じられた」(ラックスアウトフィッターズ5号店)、「少し気温が下がったこともあり、春物(長袖)のリクエストが多かった」(ロフトマン1981)、「半袖Tシャツやハワイアンシャツも人気だが、まだ全型揃っていない。連休ごろに揃ったら本格的に売れるだろう」(ヒノヤ)など、春物ニーズへの対応も鍵になった。

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