伊藤忠商事 「シマロン」のマスターライセンスを取得

2017/09/28 04:28 更新


 伊藤忠商事は、「シマロン」の日本におけるアパレル及びアクセサリー関連商品のマスターライセンス権を取得した。カイタックファミリーがサブライセンシーとなり、18年春夏物から企画、製造、販売する。百貨店やセレクトショップ、アパレル専門店で販売し、5年後には小売りベースで20億円の売り上げを目指す。

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 メインターゲットは20~40代の女性。まずはカラーストレッチジーンズなどボトムを軸にトップを含めたアパレル商品が中心になる。ストレッチデニムと後染め加工の特徴的なスタイルをベースにしつつ、生地へのこだわり、最新パターンの開発、豊富なカラー展開を組み合わせることでフィット感やはき心地、デザイン性を実現する。価格帯は、ストレッチジーンズ7900~1万8000円、ジャケット1万5000~2万5000円、シャツ1万1000~1万6000円、カットソーアイテム6000~9000円など。

 シマロンは78年、スペインのサエズメリノによって創設されたジーンズブランド。90年代前半には、「第2の皮膚」と称されたコットン・ストレッチデニムと後染め加工を組み合わせたカラーストレッチジーンズを開発。日本市場でも2000年代に大ヒットした。その後プレミアムジーンズブームに押され苦戦。伊藤忠も06年まで独占輸入販売していたが、今回「知名度が高く、ブランド力、商品力は健在。より日本人の体形に合った商品にし、はき心地、着心地にこだわりたい」とカイタックファミリーと提携し、ライセンスで展開することにした。

ブランドの代名詞のカラーストレッチジーンズ



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