ゴルフ用品の販売が好調だ。新型コロナウイルスの感染拡大で「新しい生活様式」が浸透し、海外旅行などが制限されるなか、「3密」を回避できるレジャーとしてゴルフが改めて注目されているためだ。特に緊急事態宣言解除後にゴルファーが急増。テレワークの広がりで、余暇時間が増えたことも影響する。
(杉江潤平)
「海外でゴルフを楽しんでいた人が国内でプレーするようになったり、国内での移動に制限がかかり、その分のお金をゴルフに回すようになったりしている」と話すのは、TSIグルーヴアンドスポーツで「パーリーゲイツ」を統括する岡田浩治事業部長。パーリーゲイツでは6月以降、売り上げが一気に跳ね上がり、消費増税前の駆け込み需要があった9月も大きく伸ばした。「宣言解除後、ゴルファーが17万人増えたとも聞く。卸先にはギアのスターターキットが完売する小売店もあった」と明かす。