池袋駅東口の池袋パルコはコロナ禍での駅利用客の減少などの環境変化を踏まえ、「館の魅力と発信力を高め、駅のトラフィック(通行量)に頼らずに自力で集客する」(掛谷亮介店長)大型改装を21年秋から段階的に実施し、成果を上げている。23年2月期テナント売上高はファッション、キャラクター雑貨を中心に改装区画が大きく伸び、前期比28.7%増の約210億円に回復した。春もファッション、キャラクター雑貨を中心に約30店、店舗面積約2475平方メートルを改装し、弾みをつける。
(有井学)
23年2月期の19年度比の売上高はコロナ禍の影響が大きかった旅行代理店を含めて21.3%減、旅行代理店を除くと17%減で、「かなり回復した」。本館7~8階のレストラン、楽器店や生活雑貨店などが伸ばしたほか、昨年春と秋の改装区画の売り上げが旧区画のときの前年実績比で46%増となり、全館の客数と売り上げに寄与した。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!