3月8日の「国際女性デー」に向け、2日連続で「カラフル・ウーマン」をテーマに巡る今回の「CINEMATIC JOURNEY」。「カラフルに輝く女優」目線のシネマをフォーカスした前回に続くその②の今回は、「ミモザ色とパリ」気分をご一緒に!
今年で7年目を迎える全国展開のイベント「国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA」。中でもウエスティンホテル東京で開催される内容に期待を寄せている。
今年も本日3月1日よりスタートし、さまざまなプログラムを交え、1カ月にわたり開催される。たとえば日本でも浸透してきた感のある3月8日を「ミモザの日」と称するイタリア的習慣から、ミモザの大きな木をメインに、「春のそよ風」というネーミングのフラワーアレンジメントが、3月12日までロビーに彩りを添えている。
また8日には、「国際女性デー|HAPPY WOMAN FESTA 2023 for SDGs」の表彰式も当ホテルにて開催されるとのことだ。
そして館内のレストランやバーでのスペシャルメニューに加え、「旅先でのWellbeing」への取り組みにも尽力している当ホテル&リゾートらしく、「ル・スパ・パリジエン」の期間限定トリートメントは、その年の世相を踏まえ、趣向を凝らしたオリジナルブレンドオイルによる至福のひと時を心待ちするファンは、ジェンダーレスだと聞く。
ちなみに今年はジェンダーの平等と全ての女性の活躍を応援する「シトラスリフレッシュボディ」。90分のボディセラピーのコース。柑橘系をメインに調合した香りと効能のマリアージュを満喫するにつれ、不意に寝落ちしてしまうこと必至。
フレンチシネマの1シーンに登場しそうな銅製のバスタブがフォトジェニックな、「パリのアパルトマンのイメージ」というトリートメントルーム。
そして柑橘系イエローのマカロンとハーブティーで夢見心地な時間の幕を閉じる。
というわけで、次なる目的地はパリ。フレンチシネマの世界。
ちょうど1年ほど前に公開した「『森』を越えて!」にて取り上げた話題の一つ『ルイ・ヴィトン 果敢なるひと』をはじめ、女性の地位についてのエッセイなどの著者、カロリーヌ・ボングランが脚本を手掛けた『エッフェル塔~創造者の愛~』をフォーカス。
主人公ギュスターヴ・エッフェルを演じるロマン・デュリスいわく「僕にとって、昔からずっと魔法のようなモニュメント」(プレス資料より)
その背景に、一人の女性への愛があったと知れば、なおさらロマンティックな気分をアップする「愛の聖地的シンボル」としての側面がプラスされるに違いない。
スクリーンの前で次々と明かされるトリビア的な魅力をも持ち合わせた本作は、なんと脚本着想から四半世紀近い歳月を経て、完成したのだそう。
また前述のデュリスと似た感覚で東京タワーを見つめる私たち日本人にとって、エッフェルの子孫・6代目のもとに嫁いだ女性は日本人だと耳にすると、より一層の親近感をいだくのではないかと…
3月3日(金) 新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
配給:キノフィルムズ
© 2021 VVZ Production – Pathé Films – Constantin Film Produktion – M6 Films
うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中