ココロ通わすエトセトラ(宇佐美浩子)

2022/05/30 06:00 更新


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孤立感が漂う流れの中で、前回のホテルの話題でも紹介した、新しい家族として迎える「犬との暮らし」を楽しむ人々。

また一方では、「ジェンダーレスで楽しめるサウナ」人気も高まるとささやかれて久しい。

そんな折、関東最大級のグランピング施設として知られる農園リゾート複合施設「THE FARM」内に、4月末にグランドオープンしたサウナガーデンが話題の「おふろcaféかりんの湯」。

そちらでも目にした、ティファニーのパッケージカラーを想わせる「サウナポンチョ」なるアイテムは、サウナ時間のマストアイテムとして、ジワジワと注目を集めつつある様子。

ちなみに園内に点在する施設の一つ、愛犬と一緒に滞在可能なコテージ内にも常備されていた。なぜならこちらには、なんと専用のサウナと、愛犬用ドッグランが併設されているのだから!

というわけで、前回に「つづく」話題でスタートした「CINEMATIC JOURNEY」。

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日々の暮らしの中で「ココロ通わす」ひと時は、その対象が何であれ、私たちにとって必須栄養素!たとえば、音楽もその一つ。

現在公開中の『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』は、まさに人と人が心を通わせ、歌声を重ね、そしてコーラスとなり、耳にする人の心を動かすことのすばらしさを目にする、感動の1作だ。加えて、「『軍人の妻』合唱団」という実在する話題の映画化と知れば、より一層、琴線に触れるに違いない。

その背景に関して本作資料より、一部シェアすると―

2009年、イギリス軍基地駐在の「軍人の妻」こと、愛する人を戦地へと送り出す女性たちが合唱団を結成。サポートを依頼したカリスマ指揮者ギャレス・マローンが合唱団の規模や活動を拡大させ、女王陛下の前での歌唱やオリジナル曲での全英チャート1位獲得など、イギリスで大きな話題を集めることになったそう。


長期にわたることも決して少なくない、愛する人の不在や安否から生じる孤独感と共に、日々暮らさざるを得ない彼女たちにとって、合唱団で歌うことがストレスの緩和や、ネットワーク(現在、国内外に75の合唱団、2,300人以上の軍に関係する女性が所属)を通じ、幅広く交流を深めるきっかけにもなっているのだとか。

その要の一つとも言えるのが、コーラスに最適な楽曲選びではないかと。

本作では、数百曲に及ぶ曲のリサーチを重ね、最終的にセレクトされたのが、80年代を中心としたポップ・ソングの数々だったという。FMラジオ番組制作に長年携わってきた筆者にとっても馴染みのあるそれらは、時に女性たちのココロを映し出し、「胸キュン」必至と言えそう!

また、夫やパートナーとの各々の思いが込められた手紙の一部をコラージュしたオリジナル劇中歌も、感動をマックスに引き上げてくれるのでは⁉

シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~
ヒューマントラストシネマ渋谷・有楽町、グランドシネマサンシャイン池袋他全国順次公開中
© MILITARY WIVES CHOIR FILM LTD 2019

さて、今回のテーマ「ココロ通わすエトセトラ」にふさわしく、音楽をはじめアートに時代や国境は問わないと思うことしばしば。

例えば、世界的にその名の知れる名器「ストラデイヴァリウス」。巨匠アントニオ・ストラディヴァリの手により、イタリアのクレモナ地域にて300年ほど前に誕生し、今なお美しい音色で、人々の心を潤すヴァイオリン(ヴィオラ、チェロ、ギターも製作されたそう)。

その中でも、2大巨匠の名を冠した、1714年のオリジナルラベルを持つ「ダ・ヴィンチ」は、ストラディヴァリの黄金期を代表する逸品と称されている。

先ごろ、その伝説的アートピースが約半世紀ぶりのパブリックでのオークションにかけられるとのことで、日本ヴァイオリンを介し(現オーナーが日本のコレクター)、東京にてプレビューが開催され、世界舞台に活躍するヴァイオリニスト、三浦文彰(画像右下)が試奏し、その音色を耳にする機会を得た。

世界数都市でのオークションプレビューの後、6月9日に次のオーナーへと受け継がれることに。

ココロ通わすエトセトラ」をテーマに巡っている「CINEMATIC JOURNEY」。ゴールは、前述のヴァイオリン名と同様、「ダ・ヴィンチ」に通じる人物が主役のシネマ『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』の話題を少しばかり。

彼の名を知らぬとも、創作物に登場する人や動物、そして静物までもがふくよかで、思わず観る者に笑顔をシェアしてくれる作風でココロ通わすアーティスト、別名「南米のピカソ」ことボテロ。

そんな彼の名を、世界的に知らされることとなったのは、まさにダ・ヴィンチの名作《モナ・リザ》の微笑みとまなざしを参照したと称される《12歳のモナ・リザ》だった!

90才を迎えた今なお毎朝アトリエに通い、創作活動を続けていると聞くマエストロ。本作を通じ、さまざまな側面から改めてその魅力を探るチャンスとなるだろう。

また四半世紀ぶりの日本における大規模展という、「ボテロ展 ふくよかな魔法」も東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて開催中。

フェルナンド・ボテロ 豊満な人生
Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開中
© 2018 by Botero the Legacy Inc. All Rights Reserved


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うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中

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