ヒノヤの人気チノパン ジッパーフライに改良し売れる

2018/06/27 06:29 更新


 東京・上野を中心にジーンズ・アメリカンカジュアルウェア店を運営するヒノヤ(東京)で、人気のチノパンの改良版が売れている。品番は、オリジナルブランド「バーガスプラス」で09年から販売する「401」。顧客や販売員の声を元に、股間部分をボタンフライからジッパーフライにした。4月末に販売を始め、「前年同期に販売した旧型の販売本数を上回っている」という。

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 リピーターの多い商品だが、玄人好みのボタンフライから、万人受けするジッパーフライに変更したことで「客の裾野が広がった」と見る。生地、縫製、パーツまで全て日本製で、生地は岡山県の職人が織った質感・耐久性の良いウエストポイント。コールドマーセライズ加工で、光沢感としなやかさを出した。わずかにテーパードしたすっきりとしたシルエットも特徴だ。

 新たに採用したジッパーは、既製品ではなく、プレスしてブランドロゴの桜の花の待ち針柄を入れている。価格は変わらず1万2800円。色はカーキ、ネイビー、アイボリー、モカブラウン。

 同ブランドは海外にも数軒の卸し先がある。7月には欧州での販路拡大を狙い、独・ベルリンのトレードショー「セルビッジ・ラン」に初出展する。

改良のタイミングでモカブラウンを追加した
プレスでジッパーに入れたブランドロゴ


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