23年10月に改装オープンした高槻阪急スクエア(大阪府高槻市、運営は阪急阪神百貨店)の全館売上高が24年2月で23カ月連続増収となった。「暮らしに必要なテナント」の新規導入が奏功しており、狙いにしていた20~30代の子育て世代の利用が顕著に伸びている。23年度売上高は上方修正した予算(前年比6.5%増の232億8500万円)を上回る水準で推移している。
(吉田勧)
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百貨店面積を約4割から約2割に圧縮し、大型専門店などを新規導入する改装を22年春から段階的に実施し、改装完了の23年10月に屋号を高槻阪急から変更した。「(改装オープン後の)この4カ月、顕著に伸びている」(三浦道明店長)のが20~30代の子育て世代の売り上げだ。23年10月~24年1月のカード会員売上高は前年同期比11%増で全世代売り上げを伸ばしている。もっとも伸び率が高いのが20代で18%増、続いて30代16%増、50代13%増と続く。
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