阪急阪神百貨店は24年度から、顧客の自己実現を支援するビジネス「コミュニケーションリテーラー」の確立に本格的に動き出す。阪急うめだ本店に今秋、国内外の富裕層を対象にした「超VIPサロン」を新設するほか、中間層の自己実現を支援する拠点を設ける。品揃えや販売体制も順次変えていく方針だ。
（吉田勧）
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超VIPサロンは「商談やおおげさに言えば感動体験ができる場」（山口俊比古社長）で、既存の外商サロンとは一線を画したサービスを提供する場にする。23年6月から寧波阪急の超富裕層の店内アテンドを開始しており、こうした国内外のトップレベルの利用客に対して、店内にない商品を含めた「購買体験」を提供する場にする計画だ。
