グッチはニューヨークのソーホー、ウースターストリート63番地に新スペース「グッチ・ウースター」をオープンした。1月にフィレンツェにオープンしたグッチ・ガーデンに続くスペースで、ブランドの折衷主義やボヘミアンスピリットを体験できる。最新コレクションや協業商品を揃えるほか、グッチのクリエイティビティーの発信地になる。
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場所は元鉛筆工場で、ソーホーのランドマークとして保護されている築155年の建物内。900平方メートルを超える空間は、ユニークな立地や建物の構造を生かして、統一感を失わないようにデザインコンセプトを追求した。復元したレンガ造り、フローリングの床、ブリキの天井。アイコニックな円柱はソーホーならではのキャストアイアン建築を強調している。
インテリアにビンテージ感を残しながら、インタラクティブなLEDウォールや、専用グラスをかけずに3D映像を視聴できるスクリーンを配している点も特徴。オープニング時は、ニューヨークのハウスミュージックにフォーカスした映画などを上映する。過去と現在をシームレスに融合するグッチのスピリットを体現している。
初めてのサービスも多い。ラゲージやスニーカーをカスタマイズできる新しいDIYプログラム、カスタムオーダーの仕上がりをAR(拡張現実)テクノロジーによってすぐに見ることができるインタラクティブなデジタルツールも導入する。これらのサービスのために新たにチームを構築。「グッチコネクター」と名付けられたスタッフがブランドと客をつなぎ、ストーリー体験をサポートする。

