クラウド型統合業務ソフトを提供するオロの知的サービス業に従事するZ世代を対象にした残業時間の実態調査で、古いと思う仕事観の1位は「上司より先に帰ってはいけないという暗黙のルール」だった。
「就職・転職先を考える上で、新しい職場での残業の有無を気にするか」の質問では「とても気にする」「少し気にする」計82.3%で、残業の有無が働く環境を選ぶ重要な判断基準となっている。残業の有無が気になる理由は「プライベートの時間が減ってしまうから」が77.4%と最も多い。早く帰宅できるように実践していることは多い順に「仕事の優先順位をつける」(55.3%)、「スケジュール管理の徹底」(33.6%)、「できない仕事は断る」(21.4%)など。
古いと思う「仕事に関する価値観」の4位以下は「仕事のためなら残業も、土日出勤もいとわない」「大事なプレゼンの前は朝まで徹夜する」「プライベートが充実している人は仕事をさぼっている」「フレックス制でも朝10時以降に出社する人は怠惰だ」が65%を超える。Z世代は効率を重視し、意味のない前例踏襲を避ける傾向が強い。
■Z世代の「残業時間」に関する実態調査2023 知的サービス業に従事する18~29歳の906人のインターネット調査