実験的に生み出される日本酒を試作段階で販売し、顧客と共有する――大手酒造メーカーの月桂冠(京都市、大倉治彦社長)が取り組むプロジェクト「Gekkeikan Studio」(ゲッケイカン・スタジオ)は、ニーズが多様化する時代に向き合ってスピード感のある少量生産を実現、21年から革新的な提案を続けている。日本酒メーカーとして最初に総合研究所を創設するなど、酒造りに科学技術を導入してきた強みを生かした形だ。
(小畔能貴)
まねできない切り口
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