ICT(情報通信技術)とデザインの力でサステイナブル(持続可能)な世界の実現を目指すFreewill(フリーウィル、東京、麻場俊行代表取締役)が運営する「買い物するだけで森が増える」エシカル(論理的な)ECサイト「テルズマーケット」に、環境に配慮した物作りを標榜するファッションブランド「CO+」(コープラス)、環境に負荷をかけない合成皮革製品ブランド「sobagni」(ソバニ)、屋久島の屋久杉材を使った食器が登場した。
テルズマーケットは「エシカルには物語がある」をコンセプトに、エシカルを「後世に語り継ぐべきもの」と定義して、作り手や職人の思い、社会課題の解決、伝統文化の継承、地域貢献、原材料・製造工程などを伝えることを重視しエシカル消費を推進している。テルズマーケットで買い物をすると付与されるコインは失効すると「森の苗木」として地球の課題解決に取り組む団体に寄付され、テルズマーケットを利用するだけで、地球環境に貢献できる新しい仕組みのオンラインマーケット。将来的には英語にも対応し、海外販売も計画している。
現在はプレオープン中で、ファッション、アクセサリー、キッチン&ダイニング用品など全国からブランドが出店している。今年9月にグランドオープンする。
コープラスはサステイナブルな物作りを基本とし、商品は環境に配慮した「テンセル」とオーガニックコットンを使用したノースリーブやGOTS認証マーク付きのオーガニックコットンTシャツ、さらにはマイクロプラスチックの流出を防ぐ洗濯ネット、洗浄・除菌・消臭ができるホタテマルチパウダーなどを出品した。
ソバニは日本の老舗合成皮革メーカーの共和レザーが立ち上げた合成皮革製品ブランド。環境に負荷をかける物質を使用せず、軽くて長持ち、長く使えば廃棄物を減らすことができる。商品は合成皮革のエコバッグ「エコバッGOOD‼」、バックパック「HANACO」、A5判ノートカバーなどを出品している。
杉の舎は、江戸時代に伐採され山に放置された屋久杉の切り株(土埋木)を屋久杉工芸材料に使用しているのが特徴。商品は「屋久杉くらふと・きっと・すぷーん」の大小セット、「お食い初めせっと」など。
フリーウィルはICTエンジニアリングとソーシャルサービス開発を行うIT関連企業。自由意志(フリーウィル)に従った働き方・生き方をしたい世代が活躍できる社内環境(働き方)の実現や自社サービスに取り組んでいる。21年にテルズマーケットをオープンした。