F・O・インターナショナル チェーン店のVMDを改善

2018/11/05 06:27 更新


 F・O・インターナショナルは、子供服全ブランドに北都システム(札幌市)の本部・店舗間コミュニケーション支援サービス「店舗リンクル」を導入した。売り場スタッフが簡単に売り場の画像を登録でき、本部は一覧でチェックできる。

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 F・O・インターナショナルがこの機能の活用を決めたのは、VMDの改善を浸透させることが狙い。導入後も環境変化に合わせて成長するシステムである点も選択の理由だ。店舗リンクルは、本部の指示・連絡を分かりやすく店舗に伝え、それらの実施状況が本部側で簡単にチェックできるツール。コミュニケーションに関わる作業負荷を減らし、施策の効率的な実行を支援する。

 売り場改善・VMD関連では、店舗スタッフがタブレットのカメラで売り場を撮影し簡単にデータベースに上げられ、本部側は各店舗での実施状況を一覧で確認し、コメントを付けて改善指示できる。タブレットやスマートフォンでも利用できるため、出先でチェックしてタイムリーに指示を出せる。これで集客が多い週末にベストな売り場作りが可能になった。売り場の定点管理・改善・蓄積というサイクルによるVMD活動の実現だ。

 現場からの改善・開発の要望や客の声は、週次報告機能で共有でき、定量情報と組み合わせ、短期的な売り場改善、長期的な売り場分析も可能だ。

 VMD活動でのPDCAサイクルは一部業態から導入し、SPA(製造小売業)業態全体に広げた。店舗の拡大で「他の店舗スタッフから見られている意識」が高まり、商品を整えることが習慣となりつつあるという。



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