《FB用語解説》故繊維 古着など含む繊維廃棄物

2022/03/09 06:23 更新


 古着などを含む繊維の廃棄物。家庭や事業所から出された繊維廃棄物である〝ぼろ〟と工場の生産工程で発生する裁断くずや落ちわたなどの2種類に分けられる。自治体や企業から故繊維を回収して反毛やウエス(機械器具類の清掃に用いられる布切れ)、糸や軍手などに再加工して販売する専門の業者が、日本の繊維産業には古くから存在し、リサイクルの仕組みを支えてきた。高度経済成長期の前は、資源が貴重だったため、こうしたリサイクルの事業が盛んだった。現在は、回収した製品を古着として輸出する事業に力を注ぐ業者も多い。



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