《FB用語解説》珪藻土(けいそうど) 多数の小孔を繊維製品に活用

2020/11/30 06:23 更新


 藻類の一種である珪藻の化石からできた堆積物。二酸化ケイ素を主成分とする自然の産物で地層から掘り出される。珪藻の殻には小孔が多数あり、体積当たりの重さが非常に小さく、高吸水・速乾性が工業製品や助剤などとして使われてきた。耐火や断熱、絶縁などの性質もあり、身近なところでは壁土やバスマット、コースターに利用されている。珪藻土の構造を再現した繊維や、珪藻土を原糸の段階で混ぜた糸などが開発されており、カジュアルウェアやマスクといった、身に着ける製品にも活用されている。



この記事に関連する記事