【ファッションとサステイナビリティー】シーアイランドクラブ 綿花栽培を持続可能な農業に育成

2020/11/30 05:00 更新


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 超長綿の最高峰として知られるシーアイランドコットン(海島綿)は、農業の持続的発展や、物を大切に長く使う消費を支えるサステイナブルな繊維でもある。シーアイランドコットンを扱うシーアイランドクラブは、市場拡大がサステイナビリティーに直結するとして、認知拡大や品質向上に力を入れる。

 シーアイランドコットンには、西インド諸島(ジャマイカ)産と、同じ種を米エルパソで栽培する米国産があるが、どちらも綿花栽培を産業として持続的に発展させることに貢献している。事業の核にあるのが、栽培農家を経済的に豊かにすること。シーアイランドコットンは厳しい品質管理のもと、トレーサビリティー(履歴管理)を確立し、他の綿花に比べて高い付加価値を守っている。

 西インド諸島産では、現地のNPO法人と連携し、農家への技術支援も充実。一次産業を主とする開発途上国にとっては、生活水準の向上につながり、持続可能な社会の実現にも重要といえる。農家との契約栽培も特徴だ。価格をあらかじめ提示し、市場規模や翌年の需要予測を踏まえて数量を依頼、全量を引き取る。

 シーアイランドコットンは、細く強く長い繊維に由来し、綿花の中でも強度が高い。洗濯や着用を繰り返しても、上質な風合いを保つため、良い物を長く使う消費行動に合った様々な製品が提案できる。

綿花の高付加価値を守り、生産農家の暮らしを豊かに

(繊研新聞本紙20年11月25日付)

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