ジーンズカジュアルメーカー、コダマコーポレーション(広島県福山市)は20年春夏から、サステイナブルを切り口にしたメンズ・レディスの提案に意欲的だ。21年春夏物でも「エコハート」で、環境に優しい素材を使い、生産工程で水や薬剤を大幅に削減した商品を充実し、GMS(総合小売業)や専門店などにアピールしている。
デニムアイテムは製織から加工、縫製までをバングラデシュのパートナー工場が担う。工場にはジーノロジアの最新設備が整い、デニムアイテムはレーザー加工やオゾン、ナノバブルで水や薬剤の使用量を平均90%削減。デニム以外のアイテムも強化中で、同協力工場で環境に配慮した物作りをベースとする。
21年春夏のメンズはウエスト部分もストレッチ性のあるデニム、チノによる5ポケットスリムパンツが中心。綿・ベルギーリネンのデニムやシャンブレーのパンツ、接触冷感の機能を盛り込んだパンツ、再生ポリエステルを使ったイージータイプのアンクル丈・ショートパンツなどもある。
レディスはストレッチ性のあるデニムで、バルーンやストレート、テーパード、タック入りのパンツ、ビッグシルエットGジャンを各6色展開で押し出す。ストレッチチノでも同アイテムを4色展開する。メンズが2900、3900円、レディスは2900円。
(繊研新聞本紙20年11月25日付)