【ファッションとサステイナビリティー】コダマコーポレーション 水の使用を大幅に削減

2019/12/08 00:00 更新


 ジーンズカジュアルメーカー、コダマコーポレーション(広島県福山市)は、20年春夏物からサステイナブル(持続可能)な物作りを軸にしたジーンズ「ワングラスジーンズ」(商標申請中)を販売する。販路はGMS(総合小売業)や専門店など。時代の変化をとらえ、生産工程で使用する水を大幅に削減した新提案を打ち出した。

 原料にBCI(ベターコットンイニシアチブ)を使用するとともに、レーザー加工やオゾン、ナノバブルを使うことで水を少量しか使わないデニムアイテムを提案した。生産は製織から縫製、加工まで全てバングラデシュの協力工場で行う。協力工場がジーノロジアの機械や環境に対する影響を測定するソフトウェアを導入している。

 11.5オンスのストレッチデニムを使ったジーンズは、5ポケットのスリムシルエット、ユーズド加工をしたスキニーのジョガータイプなど。中心価格は2900円。

 夏物ではショートパンツや同じ生産背景を生かし、レディス「イグジット」でストレッチデニムのスキニーも販売。ほかにも、メンズ「フリーゲート」ではフランダース地方の良い土壌や自然条件によって、肥料や農薬、水をほとんど使わないベルギーリネンを活用し、リネン・綿デニムのイージタイプのショートパンツを提案している。

20年春夏から販売の「ワングラスジーンズ」

(繊研新聞本紙19年12月4日付)

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