【ファッションとサステイナビリティー】豊和 色落ち加工「バディ」で水を99%削減

2020/11/30 05:00 更新


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 ジーンズ洗い加工大手の豊和(岡山県倉敷市)が開発した環境に優しい色落ち加工「バディ」が広がりつつある。ナノミスト発生装置とオゾン脱色機を用いて、脱色工程の水の使用量を従来比で99%削減する。バディに加え、レーザー加工やロボットの活用も進んでおり、労働環境の改善にも貢献。よりサステイナブルなビンテージ加工を実現している。

 一般的なジーンズの色落ち加工では次亜塩素酸ソーダを用いており、大量の水でそれらの薬剤を洗い流すため、ブリーチ工程で「ジーンズ1本当たり10リットル」もの水を使用していた。一方バディは、機械メーカーと共同開発したナノミスト発生装置で少量の水をジーンズに付けた後に、オゾンで脱色。使用する水は0.1リットルほどとごくわずか。通常のオゾン脱色で見られる、全体的にグレーがかった色合いになったり、色が抜けすぎたりといったデメリットもなく、顧客からの評価も高い。来春夏から市場に登場する見込みだ。

 バディと作業者の負担が少ないレーザー加工機との組み合わせも可能で、よりサステイナブルなジーンズ加工を実現した。ロボットアームを用いたコスリ作業も本格化しており、「ロボット1台で1人分くらいのスピード」でビンテージな雰囲気を表現する。今後もサステイナブルな加工開発に取り組んでいく。

環境に優しい色落ち加工「バディ」

(繊研新聞本紙20年11月25日付)

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