ファストリ、ユニクロのMD見直し 各市場の気候に合わせた品揃えに

2024/01/15 08:00 更新有料会員限定


 ファーストリテイリングは、ユニクロのMDを見直す。暖冬による23年秋冬商戦の苦戦から、実際の気温推移に沿った品揃えにシフトし、気温に関係なく売れるニュース性の高い商品も増やす。東南アジアなど日本や欧米と気候の異なる国・地域では、現地の生活者のニーズに合った商品構成を強化する。

(柏木均之)

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 23年9~11月は、海外事業が好調を維持し、国内も期中の発注コントロールの精度向上が実って増収増益だった。ただ、日本や中国大陸では暖冬の影響で9、10月の防寒衣料の売れ行きが鈍かった。東南アジアでは常夏の気候に合わせた商品構成が不十分で、増収増益とはなったが、伸び率が業績予想を下回った。

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