3月1日、有明本部で入社式を開催したファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、今春入社の新入社員に、社会人として大切な三つのことについて語った。
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一生の財産を身に着ける
仕事の基本、世界で通用する最高水準の基本を身に着けてもらいたい。学生時代は知識があれば良い点を取れる。ビジネスでは知っているのと、現実にできるのは全く違う。お客様の満足を得られなければ意味はない。
求められる商品やサービスを考え、達成に向けて計画し、仲間と一緒に働き、結果を検証し、改善する。それらのプロセスの中に企業の経営や、自分の思いを社会で実現するために必要な要素が含まれている。
基本を軽視する人は絶対に成長しない。条件反射でできるくらい繰り返し練習する。基本を高いレベルで実行すれば、何をやっても成功できる。それができる人を周囲は重視し尊重する。
当社のキャリアが店舗からスタートするのは、接客、レイアウト、ディスプレーの仕方、人の採用、教育などビジネスの基本を身に着けてもらうためだ。新入社員の時期こそチャンス。人が教えてくれる。この時期に学ぶことは一生の財産になる。
うのみにせずよく考える
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